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COVID-19パンデミック後の医療従事者におけるビタミンD欠乏

    Photo by Maksim Goncharenok

    • ビタミンDは食事からの摂取に加え、皮膚でも合成される。
    • COVID-19パンデミックの長期化により、特に医療従事者でビタミンD欠乏が懸念される。
      (屋内で過ごす時間が長く、皮膚でのビタミンD合成が少ない)
    • 本研究では、2023年6月(パンデミック開始から3年後)における医療従事者のビタミンD不足・欠乏の割合と関連要因を検討した。
    • 対象者の約9割がビタミンD不足または欠乏状態であった。関連要因として、女性、若年、喫煙、飲酒習慣の欠如、脂の乗った魚の摂取頻度の低さ、ビタミンDサプリメント未使用が挙げられた。
    • 日焼け止めを使用しない、または時々使用する者では、屋外での身体活動時間が長いほどビタミンD欠乏のオッズが低下した。

    この研究結果は、Clin Nutr ESPEN. 2024;60:210-216に掲載された。